阿部さん (未提出) |
新田さん 1:政治について(18歳) 小泉内閣発足時の高い支持率をどう分析しますか。また、いわゆる「外相更迭」後の人気急落をどう分析しますか。 小泉さんは、「自民党を変える」「ぶっこわす」と言って首相になりました。発足 当初の高い支持率は、国民が、「古い自民党型の政治」を小泉さんなら変えてくれ る、との期待(結果的には幻想)を抱いた結果だと思います。 「外相更迭」後の人気急落は、もちろん、直接的には、「鈴木宗雄議員による外交政 策への介入」という、国際信義上もあってはならないことを正す役割を果たした田中 真紀子外務大臣を評価するどころか、反対に追放したことへの国民の怒りです。しか し、これだけの最近の急落の原因は、そのことだけにとどまらず、不況・失業問題の 解決にまったく無策であるということ、大企業や銀行は優遇するけれども、医療費の 値上げなど国民に負担を押しつけ、購買力の低下で、ますます不況を拡大する経済政 策そのものにも批判が高まっているということ、自衛隊の海外派遣、戦争協力のため の「有事法制」など、あまりにも露骨なアメリカ追従ぶりへの警戒心などではないで しょうか。 2:教育問題@(17歳) 完全週5日制の実施(高校は2003年度より)、ゆとり教育、総合的な学習など、近年、教育を取り巻く環境が目まぐるしく変化しています。そういった環境で取り組んでいく教師や教育委員会が総合的な学習に取り組むとすれば、どういったことが挙げられますか。 質問に直接お答えする前に、いまの学校教育について私が感じていることを述べた いと思います。私は、高校も大学も、働きながら夜間の学校に通いました。それは何 よりも、「学んで新しいことを知る」ことの楽しさを知っていたからだと思います。 ところが、いまの学校では「学ぶことの喜び」があまり味わえない、子どもたちの学 習意欲の減退と、基礎学力の低下が大きな問題になっていると聞いています。 これらの課題に、新学習指導要領や、そのもとでの「ゆとりの教育」「総合学習」 が正面から答えているでしょうか? 学校完全週5日制で、隔週土曜日の分が5日間 のなかに圧縮され、「ゆとりの教育」とは反対に「詰め込み」になっていないでしょ うか? 漢字や数学など、小学校低学年から詰め込み過ぎだとの学校現場からの声も あります。これらの声に応えて、どの子にも、生きる力の源になる基礎学力と、「学 ぶ喜び」を保障することが必要ではないでしょうか? そのためには、「少人数教 育」ではなく、家庭をふくめ子どもたちを取り巻く環境が複雑になっているなかで、 どの子にも目が行き届く25人、30人などの「少人数学級」がどうしても必要だと 思います。 そういう教育条件の充実の土台の上に、「総合学習」や「学生教育ボランティア」 が検討されてもいいのではないでしょうか? 3:教育問題C(19歳) 現在多摩市では市立小中学校において学校選択制を取り入れる方向で協議しています。そのため各学校ではPRを連日公開授業で行なうため、保護者の教室への出入りが激しく、生徒が落ち着いて授業に集中できないとの声も聞きます。そういった問題も含めて、学校選択制についてどう思われますか。 多摩市が実施しようとしている学校選択制は、学区は残すが、「特色ある学校づく り」とセットで、どの学校にも行けるようにするということで、事実上の全市1区の 学区全面自由化で。そのことを、多摩市の学校教育の特色として売り物にしようとし ています。 内容的には、@地域と学校とのつながりを分断し、地域で子どもたちが成長してい く条件を掘り崩す、A結果的に学校間にいが格差を生み、教育を歪める、統廃合の引 き金にもなる、Bそれぞれの学校で来年度の予定を立てにくく、学校経営に支障をき たす、などの大きな問題があります。 導入の経過としては、「市民からの要望が学区調査研究協議会などの場であった」 などとされていますが、まったくのこじつけに過ぎません。前市長と前教育長が、教 育委員会のたった3回だけの審議だけで、市民にいっさいはかることなく強引に進め たという点で、二重にゆるすことができません。 保護者の立場で、さまざまな理由・事情で、指定された学校以外に学校の子どもを 通わせたいということはありうることです。しかしこれは、学区制の土台の上での規 制緩和で十分対応できることではないでしょうか? 学区には地域で子どもを育てる 力があり、学校で地域住民をつなぐ土台でもあります。その意義を、市民の間で十分 に論議することもなく、強行する姿勢は認められません。 4:文化・娯楽(18歳) 幼児や、老人向けの催しものは、比較的たくさんやっていますが、10代向けで、10代が楽しく参加できるようなイベントが少ないように思います。学校のように、先生と生徒という特殊な関係ではなく、1対1と対等に10代と大人が接する機会を作るとしたら、どんなイベントをしますか。 文化・娯楽で一緒で、10代もおとなも、一般的に楽しめるというのは、なかなか 難しいと思います(共通の趣味があれば、年齢は関係ありませんが)。「楽しむ」と いう感じになるかどうかわかりませんが、同時多発テロやアフガニスタン空爆、南北 問題、人種差別などの政治問題、HIVやハンセン病、ヤコブ病などの社会問題など について、討論会などができるといいと思っています。 5:青少年行政@ 「財政力指数」といって、自治体の財政の豊かさを示す1つの指標がありますが、多 摩市は、これが全国的に見てもかなり高い部類に入っています。ですから、全国の、 特に過疎地域の自治体のように、財政が苦しくてどうにもならない、というものでは ありません。 地方自治体法という法律で、「福祉の増幅を図る」(地方自治法第1条の2)のこ とが地方自治体の仕事と決められています。ところが、とくに1980年代後半か ら、国の公共事業優先の方針で、地方自治体にも、豪華な市役所や文化ホールなどの 大規模な建物、幹線道路、橋、港などなど、大土木工事が、なかば強制的に押しつけ られました。これが、いま、多くの自治体が借金に苦しんでいる原因になり、福祉の 予算が、だんだん削られ、公共事業再優先のために、自治体本来の仕事ができなく なっているのです。 多摩市でも借金はかなりあります。自治体の借金というのは、通常、債券を発行し て市が借りたお金=市債の残高(元金と利子)に、将来の支出が決まっているお金= 債務負担行為額を加えたものを言います。借金が多くなっている原因は、バブル崩壊 後も、総合福祉センターや温水プール、桜ヶ丘駅前再開発ビル(ヴィータ)など大型 建物が見直されずに建設されたこと、人口急増のために、一時に大量の学校をつくっ たり、統廃合のたびに大規模な改修がおこなわれたりしたことが主で、けっして福祉 や教育にお金を使い過ぎてきたからではありません。 生活道路や学校などの改修・補修、福祉施設の建設などをのぞき、建設工事につか うお金はなるべく節約して、その分、市民の生活を支える予算、市民が望む予算、具 体的には、介護保険の保険料・利用料の減免、認可保育園の増設、30人学級の充実 などなどに、あてていくべきではないでしょうか? 6:青少年行政A(16歳) 10代でも行政に参加できるのですか。また参加できるとしたら、どのような制度が考えられますか。 私は世界の情勢のように、日本も18歳選挙権を早急に実現すべきだと思っていま す。 「子供の権利条約」で、自己決定権や意見表明権はちゃんと保障されています。10代 の市民が年齢にふさわしい一定のルールのもとで市政に参加することは、当然の権利 です。たとえば、学校選択性の導入などのように、10代の市民の利害に直接関わる問 題については、意見を表明しそれが決定に反映される制度をつくるべきだと思いま す。 7::家庭(18歳) 私は高校生ですが、将来結婚をして家庭を築くつもりはまったくありません。自分の生活の手かせ足かせになるからです。このような考えについてどう思いますか。 将来、結婚をするもしないも、その人の自由です。ただ政治の責任として、男女が結 婚して生活し、子供を生み育てられる環境を保障することは必要だと思います。 8:市の広報(18歳) 私は高校生です。広報を見る機会がありましたが、わかりづらいです。また友人では読んでいる人はいません。市政の方針などの広報の場合はもっと分かりやすいものにしてほしいのですが、今の広報についてどう思いますか。 いろいろ担当者も工夫していると思いますが、10代からみれば、なるほど読みにく いし、とっつきにくいかもしれません。私は、いままでの仕事(市議)から、よく広 報を見るほうだと思いますが、5番の質問であった財政問題などは、もっとわかりや すくすべきだと思います。また、号によっては、子どもたちの特集や高齢者の特集が あってもいいと思います。 9:市長(18歳) 市長になろうと思ったきっかけを教えてください。 いちばんの理由は、今度の収賄事件です。人一倍、お金に汚い市長だったのかもし れませんが、問題なのはごみの収集業者や水道の工事業者が、「お金を渡せばなんと か便宣をはかってもらえる」と見こむような土壌が、多摩市の行政のなかにあったと いうことではないでしょうか?長い間の保守市政が、それをつくってきたのではない でしょうか?そのおおもとのところから、大掃除をして、清潔で隠しごとがなく、わ かりやすい市政をつくりたいと思いました。もちろん、市民のみなさんと一緒にで す。 2つ目は、市民のくらしを支える市政を取り戻したい、ということです。不況の中 で、市民の暮らしは1日1日とたいへんになっています。福祉や教育、暮らしを支える 事業に思いきって予算をあてていく方向に、市の方針を変えたいと思います。 |
篠塚さん 1:政治について(18歳) 小泉内閣発足時の高い支持率をどう分析しますか。また、いわゆる「外相更迭」後の人気急落をどう分析しますか。 「何かやってくれそう」という期待感に田中真紀子氏の人気が加わったものと考えます。「外相更迭」後の人気急落についてはマスコミにより知る限り、田中真紀子外相が正しいと思われるのに抵抗勢力に屈して更迭した感があり、国民の目に不信感がつのり期待感が薄れたから。 2:教育問題@(17歳) 完全週5日制の実施(高校は2003年度より)、ゆとり教育、総合的な学習など、近年、教育を取り巻く環境が目まぐるしく変化しています。そういった環境で取り組んでいく教師や教育委員会が総合的な学習に取り組むとすれば、どういったことが挙げられますか。 例えば、中央大学など12大学が連帯し、新年度から多摩地区の公立小中学校の「総合的な学習」の時間の授業の中で、手助けする「学生教育ボランティア」制度が行なわれる予定です。 文化、芸術、スポーツ等を促進し、NPO等に指導をしてもらいます。また地域のボランティア活動への参加も促進します。(評価の対象にしたらと思います。) 3:教育問題C(19歳) 現在多摩市では市立小中学校において学校選択制を取り入れる方向で協議しています。そのため各学校ではPRを連日公開授業で行なうため、保護者の教室への出入りが激しく、生徒が落ち着いて授業に集中できないとの声も聞きます。そういった問題も含めて、学校選択制についてどう思われますか。 多摩市の場合は、NT地区と既存地区とに別かれているので、多少の学校間の特色は感じられる。ただ、NT地区内の学校は、あまり差異はないので、教育指導(先生)の内容が問われるのではないかと思います。また中学校においては部活が学校間の特色となると思われますが、公立学校では限界があります。品川区、日野市と学校選択制を取り入れておりますが、多摩市では多少遅すぎた感もあります。 公開授業については過熱気味なところもあり、学校のありのままの姿をみせるべきでわると考えます。 4:文化・娯楽(18歳) 幼児や、老人向けの催しものは、比較的たくさんやっていますが、10代向けで、10代が楽しく参加できるようなイベントが少ないように思います。学校のように、先生と生徒という特殊な関係ではなく、1対1と対等に10代と大人が接する機会を作るとしたら、どんなイベントをしますか。 スポーツ、イベント、音楽(ライブ、コンサート)障がい者や老人に対するボランティアイベント 5:青少年行政@(18歳) 学校で政治経済や公民の科目で国や自治体の「財政」について学んだことがあります。 しかし、実際、自分の住んでいる多摩市の色々な建物や道路、街灯、ガードレールなどいくらかかっているのかなど、多摩市の財政についてはどうなっているのかがよくわかりません。分かりやすく教えてください。また多摩市の財政で余裕があるのならどうするのか、借金があるのならどうするのかを教えてください。 多摩市施設の中にはそれぞれのグレードがあり、一概に申すのは難しいと考えます。道路についても都道、市道、私道があり、これもまたグレードが異なります。くわしくは担当に聞 かないと私にはわかりません。 多摩市の在世については市民税の落ち込みが激しいようですが他市に比較するとサラリーマン家庭が多いため安定度は高いと思います。 鈴木市政になって基金の取り崩しが多いと聞いていますが今後についてはスクラップ&ビルドの手法により、市民の意向にそってゆくべきと考えております。 6:青少年行政A(16歳) 10代でも行政に参加できるのですか。また参加できるとしたら、どのような制度が考えられますか。 市町と高校生との討論会、こども市議会があります。 今後青少年にかかわる施設を建設する場合建設審議会委員には青少年を加える必要があると考えております。 7:家庭(18歳) 私は高校生ですが、将来結婚をして家庭を築くつもりはまったくありません。自分の生活の手かせ足かせになるからです。このような考えについてどう思いますか。 私の娘にも、同じような考えの子がいます。親としては幸せな結婚をしてほしいと思いますが、彼女の意思も大切にしてやりたいとも思います。あなたの言う手かせ足かせ家庭がなるとのことですが、逆に家族があなたの生きがいになることもあります。むしろあなたの背中を力強く押してくれることもあります。 まだ18才と若いあなたです。素晴らしい恋愛をすれば、考え方が変わるかもしれません。将来を今決めないほうが良いと思います。 8:市の広報(18歳) 私は高校生です。広報を見る機会がありましたが、わかりづらいです。また友人では読んでいる人はいません。市政の方針などの広報の場合はもっと分かりやすいものにしてほしいのですが、今の広報についてどう思いますか。 広報を読んでいる人は大変少ないようです。確かに報告事項やお知らせばかり一方的な事が多く多く、面白くないと思います。 若い人が読みたくなるような広報を考えるべきだと思います。時にはマンガ等も入れて分かり易くしたらと考えております。 9:市長(18歳) 市長になろうと思ったきっかけを教えてください。 私は24年間、NT事業の初期のころから市議会議員を務めてまいりました。前回の市長選にも出馬いたしましたが、次点に泣きました。初めての挫折間を味わい自分の弱さを知りました。一市民として市政を見たとき、市民の目線と議会の目線、そして行政の目線とにギャップがあることに気がつきました。 20世紀は科学的にも化学的にも急速に発展したバブルの時代だったと思いますが、これからは人間性を取り戻す、時代に入るべきだと思います。 21世紀の新しい発想による市民の目線にたった市政を、心がふれあう愛ある市政を、私は目指したいと、再挑戦することに致しました。 |
渡辺さん 1:政治について(18歳) 小泉内閣発足時の高い支持率をどう分析しますか。また、いわゆる「外相更迭」後の人気急落をどう分析しますか。 <「小泉内閣の支持率」については> 国民が変革を望んでいる現象と思います。 <「外相更迭後の人気急落」については> 田中真紀子さんの人気が高く、更迭に納得していない人が多いからだと思います。 2:教育問題@(17歳) 完全週5日制の実施(高校は2003年度より)、ゆとり教育、総合的な学習など、近年、教育を取り巻く環境が目まぐるしく変化しています。そういった環境で取り組んでいく教師や教育委員会が総合的な学習に取り組むとすれば、どういったことが挙げられますか。 ひとりひとりの人格を尊重すること、ひとりひとりの「違いを認め合う」こと、考 える力をつけること、等があげられます。 3:教育問題C(19歳) 現在多摩市では市立小中学校において学校選択制を取り入れる方向で協議しています。そのため各学校ではPRを連日公開授業で行なうため、保護者の教室への出入りが激しく、生徒が落ち着いて授業に集中できないとの声も聞きます。そういった問題も含めて、学校選択制についてどう思われますか。 <基本的な考えとしては> 公立と私立という選択肢がありますが、それに加えてさらに「公立の中にあっても選 択する幅」があっても良いとおもいます。 制度化にあたっては、子ども、父母、教師、教育関係者等の意見を十分に踏まえる ことが大切と考えます。 4:文化・娯楽(18歳) 幼児や、老人向けの催しものは、比較的たくさんやっていますが、10代向けで、10代が楽しく参加できるようなイベントが少ないように思います。学校のように、先生と生徒という特殊な関係ではなく、1対1と対等に10代と大人が接する機会を作るとしたら、どんなイベントをしますか。 若いみなさんのアイディアを大切にします。 5:青少年行政@(18歳) 学校で政治経済や公民の科目で国や自治体の「財政」について学んだことがあります。 しかし、実際、自分の住んでいる多摩市の色々な建物や道路、街灯、ガードレールなどいくらかかっているのかなど、多摩市の財政についてはどうなっているのかがよくわかりません。分かりやすく教えてください。また多摩市の財政で余裕があるのならどうするのか、借金があるのならどうするのかを教えてください。 次代を担う青少年が、政治に興味をもつことに敬意を表します。 無関心が、政治を悪くしていると思いますから。 多摩市の借金は、280億円、貯金は90億円です。 平成14年度の予算では 道路や区画整理などの土木費 28億円。 消防費は20億円です。 障がい者や子ども、高齢者のための民生費が130億円。 ごみや環境のための衛生費が50億円です。 教育費が88億円です。 電子市役所、交通などの総務費が60億円です。 年間予算は、430億円です。 6:青少年行政A(16歳) 10代でも行政に参加できるのですか。また参加できるとしたら、どのような制度が考えられますか。 「子ども市議会」や「子どもからのメッセージ」などがあります。 あなたは、何をしたいですか? 7:家庭(18歳) 私は高校生ですが、将来結婚をして家庭を築くつもりはまったくありません。自分の生活の手かせ足かせになるからです。このような考えについてどう思いますか。 結婚だけが人生ではないと思いますが、子育ても楽しいですよ! 8:市の広報(18歳) 私は高校生です。広報を見る機会がありましたが、わかりづらいです。また友人では読んでいる人はいません。市政の方針などの広報の場合はもっと分かりやすいものにしてほしいのですが、今の広報についてどう思いますか。 お知らせしたい情報が多く、編集に苦労しているようです。 広報は「分かりやすい」が基本です。皆さんも、読みやすくするための意見やアイ ディアを提案してください。 9:市長(18歳) 市長になろうと思ったきっかけを教えてください。 自信を失っている多摩市を、一日も早く「夢のある、誇れる町」にしたいからで す。 |
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